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日本における輸入住宅は、大きく分けて「北米スタイル」と「欧州スタイル」に分類できます。そしてそれぞれの地域に存在する多様なスタイルがありますので、詳しく解説していきます。ぜひ希望するスタイルを見つけてください。
アメリカの建築様式は、開拓時代のものからヨーロッパの入植者たちが持ち込んだ建築様式、モダンなニューヨークスタイルなど様々です。またイギリスの影響が大きく多彩なカナディアンスタイルもご紹介します。
古き良き開拓時代の様式で、華麗で堅牢なデザインが人気です。横張りの板を少しずつ重ねて仕上げるラップサイディングの外観と、ドーマー窓と呼ばれる屋根の中に設けられる窓が特徴的で、玄関前にはポーチを作るのが定番です。
イギリス由来で左右対称の重厚なイメージです。レンガ張りが特徴で、屋根の上のドーマー窓のほか、壁面に窓が整然と並んでいるものが多く、玄関を中央に配置し均整の取れたシンメトリーなデザインが印象的です。
マンハッタンやブルックリン地区をイメージしたデザインで、外観はラップサイディングや赤いレンガ、屋根はフラットで四角いイメージで、多くの窓を配置しています。また近年、ブルックリンスタイルのインテリアも人気があります。
カリフォルニア周辺にスペインからの入植者たちが持ち込んだ文化が入り混じった様式で、外観は赤い瓦屋根と厚く塗られたスタッコ壁、窓飾りのアイアン格子が特徴的。玄関扉は木製で、窓などの開口上部はアーチ形のデザインです。
クイーンアンやジョージアン、アーリーヴィクトリアンなどイギリス由来の上品なスタイルやコンテンポラリースタイルなど多彩ですが、三角屋根が多くかわいらしいイメージも持ち合わせます。窓は気密性の高い木製で、木材を多用した室内も人気です。
北欧では、長くて厳しい冬を快適に過ごせるよう、気密性や断熱性が高く、室内でも自然を感じられるナチュラル素材が特徴です。一方南欧は、熱い日差しを遮る白塗りの外観と素焼きの瓦屋根、リゾート地やパリのアパルトマンを思わせる室内が人気です。
ヨーロッパ北部に位置するスウェーデン、フィンランド、デンマークなどの国々は、冬の寒さが厳しく、日照時間も短いことから、外観はシンプルなデザインが多いのですが、室内にはカラフルな素材やナチュラル素材を多用します。
ノルマンディやアルザス地方の住宅デザインがモチーフです。雨が長時間降り続く地方のため、雨水を流しやすくする平たいプレート型の瓦と、勾配がある尖ったシャトー風の屋根が多く、帽子のようなおしゃれでかわいい印象です。
地中海に面したフランス南部の暖かい陽の光が降り注ぐ、乾燥した風土に合った素朴なデザインです。素焼きの赤茶色の瓦が特徴的で、青空と緑に映える明るい漆喰の外壁が、強い日差しをはじき、温度・湿度を調整します。
イタリア風スタイルという意味で、古代ローマの住宅に由来しています。円形の小搭がある場合が多く、外観のアクセントになっています。また窓上部のアーチや住宅の軒を飾る装飾的な腕木(ブラケット)が特徴です。
地中海沿岸に多く見られるデザインで、アーチ状の玄関ポーチや風合いがありながらも防犯にもなるアイアン飾りの美しい外観です。強い日差しをやわらかく反射する赤茶色の瓦、切妻屋根と白いコテ仕上げの外壁が特徴です。
15世紀末頃から17世紀初頭のイギリスの建築様式で、アメリカの資産家たちが郊外に建設した豪邸のスタイルです。急勾配の三角屋根が印象的で、柱や梁、窓台などを飾りとして見せる外観デザインも特徴的と言えます。
※1:2019年12月時点で「建築家O-uccino」に登録されている神奈川県の女性建築士でもっとも海外経験の長い建築士在籍
※2:オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー 注文住宅」ランキング総合1位(2015年~2019年)