公開日: |更新日:
このページでは、輸入住宅とは何かについてご紹介していきます。輸入住宅の大まかなイメージは知っていても、詳しい定義まではご存知ない方が多いのではないでしょうか。輸入住宅について詳細を理解しておくと、購入のときに悩むケースが少なくなるでしょう。
輸入住宅には実際のところしっかりとした定義があるわけではありません。ただし、輸入住宅産業協議会では「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」を輸入住宅としています。つまり、「デザイン重視のゆったりとした空間を重視しつつ、気密性・断熱性・バリアフリー仕様などの機能性も忘れない」海外の思想をしっかり反映されていれば、輸入住宅という扱いになります。
もちろんデザイン以外に、家を設計するうえで輸入部材をしっかり使用しているのも、輸入住宅として扱われる条件です。日本の輸入住宅の部材は、主に北米や北欧から輸入されてきます。資材別もしくはパッケージと輸入の種類は異なるものの、こうした輸入部材を家の60%以上に使用していることが、大切になります。もちろん、どの国から部材を輸入するかによって住宅の雰囲気は異なってくるため、部材選びは重要です。
輸入住宅と、自分の希望によって洋風な家を建てられるデザイン住宅では、どのような点が違うのか気になる方も多いでしょう。前述したように、輸入住宅に明確な定義があるわけではありませんが、それでもデザイン住宅と比べたうえで異なるのが、家の各部分に使われる素材です。基本的にはどんなデザインであっても資材は国産のものを使うケースが多いデザイン住宅に対して、輸入住宅は海外の素材を輸入して家を建てていきます。
たとえば、輸入住宅の窓は、輸入した木製のペアガラスサッシがよく使用されます。木製ペアガラスサッシを使う理由としては、気密性・断熱性をしっかり高めつつ、おしゃれな雰囲気を高められるのが大きいです。このように、よりデザインに素材レベルでこだわっているのが、輸入住宅となります。ただし、輸入する素材によっては防火性などの観点から、国内だと法的な問題で使用できないものもあるため、輸入住宅を建てるときには注意しなければいけません。
※1:2019年12月時点で「建築家O-uccino」に登録されている神奈川県の女性建築士でもっとも海外経験の長い建築士在籍
※2:オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー 注文住宅」ランキング総合1位(2015年~2019年)