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輸入住宅を選択するうえで気になるのが耐震性です。結論から述べると、輸入住宅も一定レベルの耐震性を備えています。この記事では、輸入住宅の耐震性について解説します。
輸入住宅は、基本的に海外の工法を用いて建てられます。中でも多いのがツーバイフォー工法です。ツーバイフォー工法は「2インチ×4インチ」などの角材で枠組みを作り、そこに構造用面材を接合したもので6面体構造を形成し、これを並べたり積んだりして建物を作る工法です。以上の特徴から、木造枠組壁工法に分類されます。
一般的に、ツーバイフォー工法は耐震性に優れていると考えられています。6面体構造を基本とするため、地震の力が一点に集中しないからです。家全体で揺れを受け止めるため、建物の変形や崩壊を防ぎやすいと考えられています。6面体構造の特徴を生かすため、厳密な基準が設定されている点もポイントです。
ちなみに、一般社団法人日本ツーバイフォー協会が実施した調査(会員会社が供給した住宅を対象)によると、東日本大震災の被害にあった地域で当面補修しなくても住居に支障がない住宅の割合は95%(20,772戸中19,640戸)となっています。
参照元:一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会(https://www.2x4assoc.or.jp/build/earthquake/earthquake02.html)
日本の住宅に多く用いられている工法は木造軸組工法です。柱と梁・筋交いで建物を支える工法と考えればよいでしょう。ツーバイフォー工法との大きな違いは、面ではなく点で建物を支えることです。また、ツーバイフォー工法のほうが使用する木材が多い点も特徴としてあげられます。以上の違いから、耐震性はツーバイフォー工法のほうが高いといわれることが多いようです。
ツーバイフォー工法が一定の耐震性を有している点は事実ですが、木造軸組工法が耐震性に劣るわけではありません。点で支えるといわれる木造軸組工法も、構造壁を多く用いれば面で支えられるからです。したがって、どちらが優れていると一概にいうことはできません。
ここまで見てきてわかる通り、日本国内で建てられる輸入住宅も一定の耐震性能を備えていると考えられます。ただし、住宅の性能だけで地震対策を済ませることはおすすめできません。住宅が損壊しなくても、生活にさまざまな影響が現れるからです。参考に、基本の地震対策を紹介します。
命を守るため、自分たちでできる地震対策をしておくことも重要です。
※1:2019年12月時点で「建築家O-uccino」に登録されている神奈川県の女性建築士でもっとも海外経験の長い建築士在籍
※2:オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー 注文住宅」ランキング総合1位(2015年~2019年)