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住宅全体の室温を快適に保つ全館空調は魅力的ですが、輸入住宅で取り入れることはできるのでしょうか?神奈川県でも多く販売されている輸入住宅にて全館空調は可能か、全館空調のメリットとともに解説します。
「全館空調」とは、住宅全体の空気を循環させるシステムのことです。全館空調の家では、リビングや寝室などの居住空間だけでなく、トイレや浴室、廊下まで、住宅全体に空気を循環させ、すべての部屋において温度を一定に保ちます。
全館空調は部屋ごとに設置されたエアコンで一部屋一部屋の温度を調整するのではなく、天井や床下、壁などに組み込まれた空調システムにより住宅をまるごと快適な温度にする仕組みです。
それでは全館空調のメリットを見ていきましょう。
全館空調の代表的なメリットは、住宅内のどこにいても快適な室温で過ごせるでしょう。年間をとおして1日中、住宅内が暮らしやすい温度に保たれるので、室内で暑さや寒さを感じることがなくなります。
年間を通して住宅全体が一定温度に保たれれば、ヒートショックの危険性が少なくなります。ヒートショックとは気温が原因で起こる血圧の急変動のことで、心筋梗塞や脳梗塞などの原因のひとつです※。たとえば暖かな室内から寒い脱衣所に行って服を脱ぎ、寒くなったところで熱いお湯につかることなどで引き起こされます。
しかし全館空調であれば住宅全体が暑くもなく、寒くもない室温になり、ヒートショックの危険性を軽減できるでしょう。
参照元:愛媛産業保健総合支援センター(https://ehimes.johas.go.jp/wp/topics/4418/)
全館空調はフィルター越しに換気を行うため、アレルギー症状対策に有効です。空気清浄機能のある全館空調ではクリーンルームと同等に空気を清浄化する働きがあると報告されているためです※。カビや花粉、微粒子などをフィルターで濾過することにより、室内のアレルゲンは減少することでしょう。
参照元:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001197243.pdf)
神奈川県でも多く販売されている輸入住宅は、全館空調との相性がとても良いと言われています。なぜなら輸入住宅は気密性と断熱性の高いツーバイフォー工法を採用していることが多く、全館空調により保たれたちょうどよい温度の空気を逃がしにくいためです。
日本で広く用いられてきた木造軸組工法では、通気性が良くなりがちであるという特徴があります。通気性が良いと暖かな空気は外に逃げてしまいがちです。しかし気密性の高い輸入住宅では、全館空調の恩恵をより多く受けられると考えられるでしょう。
※1:2019年12月時点で「建築家O-uccino」に登録されている神奈川県の女性建築士でもっとも海外経験の長い建築士在籍
※2:オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー 注文住宅」ランキング総合1位(2015年~2019年)